個人賠償責任保険カンタン解説

犬を飼っている人は個人賠償責任保険に入るべき!ペットも対応

人間と異なり、いくらしつけの行き届いたペットであっても、何かのはずみで他のペットや他人にケガをさせたりものを壊したりする可能性はゼロではありません。

この記事では、個人賠償責任保険でペットも補償対象となるのかを解説します。

個人賠償責任保険はペットも対象

結論から言えば、個人賠償責任保険はペットも補償対象としています。

個人賠償責任保険は火災保険・自動車保険・傷害保険などの特約として付けたり、クレジットカードで付帯できる保険のことです。保険会社によって異なりますが、保険料は月額150円程度と決して高くはありません。個人賠償責任保険では、以下のようなケースが補償対象となっています。

  • 愛犬の散歩中にウォーキング中の他人を噛んだ
  • 愛犬が散歩中に他の飼い犬を噛んだ
  • 愛犬の散歩中に愛犬が他人の車に傷をつけた

他の人だけでなく、他人のペットや他人のものに損害を与えたとしても、個人賠償責任保険で補償してくれますし、犬だけでなく猫や爬虫類なども対象です。

ただし、以下のケースは個人賠償責任保険の対象外となる可能性があります。

  • ドッグラン参加中に愛犬と別の犬の飼い主が衝突
  • 他人に愛犬を預けていた際、預けられた人の過失によって発生した損害
  • 愛犬と旅行して、宿泊先の備品を愛犬が壊した(他人の財物は対象外)

「ドッグラン参加中に犬同士が衝突」というのは、実際に裁判で争われた事例です(東京地裁H19.3.30)。この事例では被告が相応の注意を払っており、別の犬の飼い主が注意を怠っていたという判断でした。

ペット保険にも特約があるが、個人賠償責任保険でもOK

ペットのケガ・病気の治療に対して補償してくれる「ペット保険」の多くで、「ペット賠償責任特約」という特約を設定しています。

ただ、保険料や補償内容は火災保険・自動車保険・傷害保険の特約と大差ありません。個人賠償責任保険は火災保険・自動車保険・傷害保険などに付帯するのに対して、ペット賠償責任特約はペット保険に付帯するものです。

反町隆史・松嶋菜々子夫妻も遭遇したペットトラブル

一般人はもちろん、芸能人もペットトラブルと無縁ではありません。反町隆史・松嶋菜々子夫婦の飼うドーベルマンを、夫婦の娘がマンション内で連れて歩いていたところ、住人の足に噛みつき全治11日のケガを負わせたという事件がありました。

反町・松島夫妻から治療費と慰謝料は支払われたものの、被害者の住人は気持ちの問題でマンションを退去することに。

すると、失った賃料収入を求めてマンションの管理会社が反町・松島夫妻夫婦を訴えました。その結果、1725万円の賠償命令が下ったのです。

ペットを飼っている人はペットが事故を起こすリスクが高いので、保険に加入すべき

ペットはいつスイッチが入って他人・他のペット・他人のものに危害を加えるか分かりません。そんなリスクに備えて、ペットの飼い主は何らかの保険に加入しておく必要があります。

加入できる主な保険は、以下の3種類です。

  • 火災保険・自動車保険・傷害保険などに付帯する個人賠償責任保険
  • クレジットカードに付帯する個人賠償責任保険
  • ペット保険に付帯するペット賠償責任特約

すでに火災保険・自動車保険・傷害保険などに加入している人は、これらに付帯する個人賠償責任保険にするといいでしょう。

しかし、主契約を解約してしまうと個人賠償責任保険も無効になってしまうので、頻繁に保険の見直しをする人は注意してください。

また、火災保険・自動車保険・傷害保険などは主契約の保険料が高額ですので、保険の見直しをする人や高額な保険料を気にする人は、クレジットカードに付帯する個人賠償責任保険やペット保険に付帯するペット賠償責任特約も検討してください。