かるっこ先生さん(男性/39歳)が個人賠償責任保険を使った保険金支払い事例です。
飼い犬と近所の夏祭りに参加していた時、犬の近くにいた子供を引っ掻きケガをさせてしまいました。
保険会社 | 東京海上日動火災保険 |
---|---|
種類 | 園児総合保障共済制度 |
保険金額 | 慰謝料2万円+2日間の通院費用 |
子供の親が犬に噛みつかれたと言ってきて…
飼い犬(マルチーズ)を連れて近所の夏祭りに参加していた時、犬の前で他人の子供が犬に興味があったのかうろちょろしていました。
飼い犬は普段家の中で飼っているためか他人に対して吠え掛かる傾向があったので念のため妻が犬を押さえていたので、そのうち、子供は興味を失いどこかに行ってしまいました。
10分後位にその子供の親が突然こちらに現れ、子供が犬に噛みつかれたと言ってきました。
こちらも突然の事に驚き、そんなはずはないはず、ちゃんと押さえていたし、そもそも小型犬なので重大な怪我はさせていないはずだと言ったが、結局先方が警察と救急車を呼び表面上大事になってしまいました。
警察に事情聴取をされ被害届が出されれば刑事告訴の対象には論理的にはなると言われてしまったので、示談にして丸く収めようと思い、5歳の息子が幼稚園で加入していた保険の賠償責任保障を使いました。
傷は軽微で2日間の通院
保険を販売している東京海上日動にまずは連絡をし、担当者が決まってからは担当者が被害者との窓口になって頂きました。
被害者は救急車で運ばれた病院で診察を受け、傷が軽微だったということで、念のためもう一日通院するように言われ、結果的に2日間の通院となりました。
通院した日数が確定した後は相場の慰謝料を払うという流れとなりました。
被害者が保険金の請求を行った
こちらから保険金を請求することはなく、被害者が東京海上日動に保険金を請求しています。
通常、傷害による治療の場合、支払いは自費で行い、掛かった費用を保険会社に負担してもらうという形式になるそうなのですが、何故か今回は被害者が健康保険を使ったそうで、東京海上日動は健康保険組合に対しても保険金を支払う必要が生じ、保険金を支払うまでに2か月程度の時間を要しました。
被害者との直接連絡がなくて精神衛生上助かった
個人賠償責任保険が被保険者(今回で言えば幼稚園児の息子)だけではなく、その家族に対しても適用されていた事は本当にありがたいと感じました。
また、今回は特にこちらに責任はないと思っており釈然としない気持ちだったので、基本的には被害者の方と直接連絡を取る事は一切なかったのは精神衛生上非常に助かりました。
満足できなかったところとしては、弁護士特約のようなオプションが付いていなかったのが残念でした。
先も述べたとおり、出来る事ならばこちらの責任は一切認めたくないと考えていたので、弁護士費用が一切掛からないような弁護士特約があれば、気兼ねなく被害者と交渉出来ただろうなと思っています。
元々慰謝料と言っても2万円程度だったので、被害者もこちらが弁護士を立ててきた時点で、無駄な交渉は止めようと思ってくれたのではないかと後悔しています。