個人賠償責任保険カンタン解説

個人賠償責任保険への重複加入をチェック!ムダなので解約を

万が一に備えて保険がありますが、万が一の数だけ保険があるといっても過言ではありません。保険には個人賠償責任保険を付帯できる場合がありますが、複数の保険に加入していると個人賠償責任保険も重複している可能性があります。この記事では、重複加入のメリットやデメリット、そして重複加入の可能性がある保険などを紹介します。

個人賠償責任保険を重複加入するメリット

一方の保険にはないサービスを他の保険で補える

正直な話、個人賠償責任保険を重複加入するメリットはさほどありません。あえてメリットを挙げるとすれば、一方の保険にはないサービスを他の保険で補えるといったところでしょう。

個人賠償責任保険の中には、示談交渉サービスが付帯しているものとそうでないものとがあります。示談交渉サービスとは、事故の当事者が話し合ってこじれる前に、保険会社のスタッフが間に入ってスムーズに示談に持ち込めるようにするサービスです。保険Aに示談交渉サービスがなければ、示談交渉サービスのある保険Bに追加加入するのも悪くありません。

ただしその場合、保険Aはさほど意味のないものとなりますので解約するのがベターです。

補償の限度額がアップする

また、補償の限度額がアップするのも重複加入のメリットといえます。保険Cの補償限度額が5000万円として、1億円の賠償金支払い命令が出た場合、どう考えても足りません。事前に補償限度額の保険Dにも加入しておけば、1億円の賠償金を賄えます。ただし、保険Cの補償限度額を事前に倍増させる契約に変更した方が、支払う保険料ははるかに少なく済みます。

無保険を防げる

そして、個人賠償責任保険がない状態を未然に防げることもメリットといえるかもしれません。主契約の保険を解約すると、付帯する個人賠償責任保険も解約となります。2つの保険で個人賠償責任保険に重複加入していれば、1つを解約してももう1つの保険は残りますので、補償が継続します。

重複加入の可能性がある保険は

しかし、これらのメリットは実際には大したメリットではなく、

  • 支払う保険料の額が多くなる
  • 手続きが面倒になる
  • 保険のことを忘れがちになる

などのデメリットが実際には大きいです。では、実際に個人賠償責任保険に重複加入する可能性が高い、主契約となる保険にはどのようなものがあるのかを見てみましょう。

自動車保険

まずは、自動車運転中の事故に対して補償してくれる自動車保険です。

自動車保険には対物賠償責任保険や対人賠償責任保険などもありますが、こちらは自動車運転中に相手に与えた損害を補償します。一方の個人賠償責任保険では自動車運転中に与えた損害については補償の対象外となるので、使い分けをしましょう。

火災保険

次に、持ち家や賃貸住宅のトラブルなどを補償してくれる火災保険です。

火災保険は地震保険を付けることもできる唯一の保険で、地震に伴う損害を補償してくれます。一方、個人賠償責任保険は地震などの天災による損害は補償の対象外となるので、地震が心配な方はまずは火災保険に加入してから地震保険に加入してください。

傷害保険

さらに、自分のケガや事故に対して補償してくれる保険が、損害保険です。個人賠償責任保険はあくまでも相手の怪我や事故を補償するもので、自分の怪我や事故は補償してくれません。自分の治療費も少しはほしい時には傷害保険に加入しましょう。

共済保険

そして、各種共済保険です。共済保険は保険料が割安なものの、組合員しか加入できず、破たん時のセーフティーネットもありません。

契約内容を確認して重複加入は解約を!

個人賠償責任保険の重複加入にはいくつかメリットもありますが、ささいなもので他の手段を使えばそのメリットをはるかに上回る恩恵にあずかれます。

重複加入の可能性がある保険としては、自動車保険・火災保険・傷害保険・共済保険などが挙げられます。複数の保険に加入している人は、改めて契約内容を見返してみて、個人賠償責任保険の重複加入があれば解約するのがいい